「できない」じゃなく「やらない」だけでした
私は今まで、自分のことを究極の不器用だと思っていました。
まぁ、普通の人に比べて、私は何でも上手にできない方だとは今でも思います。
それは、ただ単に不器用というのとは別に、「自分でそう思い込んでいた」ということに気が付いたのです。
裁縫も、料理も苦手、うまくできない…そう思っていました。
でも、
「じゃぁうまくやるための努力をしたのか?」
と聞かれたら、答えはNOです。
裁縫も、面倒だし、難しいし、小学生の頃から好きではなく、避けてきました。
料理は、母親がなんでもテキパキこなせる人なので、手伝わせてもらう機会がありませんでした。
ただ、中学生の頃からお菓子作りは得意で、たまにやらせてもらえていたのでお菓子作りはやっていた記憶があります。(母はお菓子作りは苦手でした)
結婚して、いきなり自分で料理を毎日作らないといけなくなって、大変だし、上手じゃないけどなんとかそれなりに作ってきました。
子どもが生まれると、裁縫の機会も出てくるので、なんとなくやっていました。
でも上手じゃないし、苦手…というのは、常について回るし、「やりたくないなぁ」と思いながらやっていました。
料理だって、「本当はやりたくない」という気持ちでやってきたと思います。
しかし、最近考え方が変わってきたのです。
裁縫の考えが変わったのは、子供のマスクを作ったときでした。
下の子のために、端切れを使ってマスクを作ったら、下の子が喜んでつけてくれて、それを見たらなんだか意欲がわいてきたのです。
「もっと作ってあげたい」と思うようになりました。
さらに、旦那さんからも「これ作ったの?」と驚かれたり…(よっぽどできないと思われていたんでしょう(;^ω^))
上の子も、私が作った袋を喜んでくれて…。
今までいやいややってきたけれど、やってみたら案外できるもんだ(*^^*)と自信が生まれてきたみたいです。
単純なだけかもしれませんが。
料理も、夕方になって、あるものでなんとなく作ってきたのですが、最近はお弁当もあるので計画を立てて料理を作るようになりました。
朝の段階で夜の献立を決めます。
その日のうちに足りないものを買いに行って、時間を考えて夕方から作りはじめると、わりとサクッと作れることに気が付きました。(気づくの遅いですが)
1週間分の献立を考えて買い物に行く…という方法も以前試したことがありますが、前日のおかずが余ったり、突然外食に行くことになったり、疲れてそのメニューを作れなかったりで、続かなかったんです。
だから、私の場合はその日の朝、あるものを見て献立を決める…という方法が一番適していることがわかりました。
買い物も、安い大型スーパーに週末に買い出しに行っても、週の半ば(水曜日か木曜日くらい)には材料が足りなくなるので、大型スーパーでも大量には買わず、水曜日に週の後半の食材を買い足すことにしました。
そうすると食材の廃棄なども減り、週末にかけておかずが質素になっていく…という問題もなくなりました。
苦手というのは、ある意味「やらない」というサボりと同じなんですね。
だから、苦手なんてことは言わないで、なんでもやってみようと思ったのです。
人間がやっていることで、よっぽど特殊なことでない限り、できないことはないんじゃないかと思うんです。
お裁縫もお料理も、誰でもできることだし、極めなくてもいいんだから、それなりに心を込めてやってみよう…と。
私がそう思えたのは、Youtubeのおかげというのもあります。
Youtubeは、裁縫のやり方も料理のやり方もたくさん載っていますね。
一昔前までは、裁縫や料理を習いたかったら教室に行くしかなかったし、それなりにお金もかかりましたよね。
母親や祖母に教わるという方法が自然だったのかもしれませんが、私はその機会がなかったのです。
母は料理を教えるというより、サッと手際よく料理を作るタイプなので教えてはくれませんでしたし、裁縫は苦手なようでした。
祖母は料理も裁縫も上手で、浴衣まで縫える人でしたが、教えてもらうことはできませんでした。
今はYoutubeを見れば何でも載っていて便利ですね。
もちろんYoutubeは悪い部分もたくさんあると思いますが、主婦の知恵袋的な面ではとてもありがたいツールなのです。
これから、裁縫も少しずつチャレンジしていって、上手になりたいです。